Friday, October 7, 2011

Corner Magazine the Lyrics Book




歌詞を知ってもっとレゲエを楽しもう!!

ダンスホール/レゲエ マガジン”CORNER"の中でも、反響のあったリリック対訳が1冊の本になって
リリース!! 近年のダンスホール/レゲエの人気曲がずらり!! 各曲補足解説付き!!


The LYRIC'S BOOK vol.1

B6判 78頁
10/13 発売予定
\1500(税込)

レゲエファン必見のリリックブックが登場!レゲエは大好きだけど、パトワや英語は分からない!
なんていうレゲエファン/リスナーは意外と多いんじゃないでしょうか?

特にジャマイカで使用されるパトワ語は、英語を話せる人にとっても難しい独特な言い回しなども
あり、歌詞を聴きとって、さらにそれを理解するのはなかなかの難題です。

そんな問題を解決する手助けになるのがこの「The LYRIC’S BOOK」!

ダンスホールフリーマガジン [CORNER MAGAZINE] の中で反響が多かったリリック対訳のコーナーを
別冊でリリースのこの本は、今までにあったような BOB MARLEY, GARNETT SILK, SUPER CAT, NINJA MAN
などの昔の名曲やビッグチューンの対訳ばかりを集めた内容のものではなく、
MAVADO, I-OCTANE, ROMAIN VIRGO, BUSY SIGNAL, VYBZ KARTEL, G-WHIZZ, CHAN DIZZY, POPCAAN などの
今現在流行している最新のチューンのリリックと対訳をなんと47曲分も収録!

サウンドマンはもちろんアーティストもマストゲットな一冊!的な内容になってます!
レゲエ好きは一家に一冊!ちょっとした移動のお供にも最適なB6サイズです。


目次

1:JAH CURE feat.PHYLLISIA - UNCONDITIONAL LOVE
2:HEZRON - FOREVER AND ALWAYS
3:PROTOJE feat.KYMANI MARLEY - RASTA LOVE
4:ROMAIN VIRGO - WHO FEELS IT KNOWS IT
5:ROMAIN VIRGO - TAKING YOU HOME
6:BUSY SIGNAL - COMFORT ZONE
7:VYBZ KARTEL - A LIKE DAT
8:VYBZ KARTEL - SUMMER TIME
9:DENYQUE - SUMMER LOVE
10:DENYQUE - HOOKED ON ME
11:CHINO - BRING IT COME
12:WAYNE WONDER - IF I EVER
13:G WHIZZ - MY GIRL
14:GYPTIAN - NAH LET GO
15:CHRISTOPHER MARTIN - COME WHERE YOU GOIN'
16:DI GENIUS - DON'T CRY
17:WAYNE MARSHALL - MY HEART
18:MAVADO – DELILAH
19:JAH CURE, RICK ROSS & MAVADO - LIKE I SEE IT
20:CHAM, BOUNTY KILLA & MYKAL ROSE – STRONGER
21:CHAN DIZZY - NAH STRANGE FACE
22:CHAN DIZZY - HELLO BADMIND
23:ASSASSIN - NOTHING AT ALL
24:MAVADO – PEPPER
25:SHABBA RANKS - NONE A DEM ALL
26:ASSASSIN - RUN DI PLACE
27:BOUNTY KILLA - READY FI DEM
28:BEENIE MAN - NAH TALK TOO LONG
29:VYBZ KARTEL - DANCEHALL HERO
30:MAVADO - DEM A TALK
31:MAVADO - NUH FRAID A DEM
32:I-OCTANE - NO LOVE INNA DEM
33:I-OCTANE - PUFF IT
34:FUTURE FAMBO & BEENIE MAN - RUM & REDBULL
35:KHAGO -NAH SELL OUT PT.2
36:LIQUID - WALK AND WINE
37:DI GENIUS - PON MI (WHINE UP PT.2)
38:VYBZ KARTEL - GO GO WINE
39:VYBZ KARTEL & RUSSIAN - LOOK PON WE
40:MAVADO – STARBOY
41:MAVADO - JAH IS COMING SOON
42:BRAMMA - THE SONG
43:POPCAAN – DREAM
44:POPCAAN - GANGSTER CITY
45:POPCAAN - GANGSTER CITY Pt.2
46:FUTURE FAMBO feat.UNGA - THIS LIFE
47:DEMARCO - I LOVE MY LIFE


Thursday, March 31, 2011

社会研究日本131 : プロパガンダ




ありがとう、いつもこのコーナーを読んでくれている皆さん。Nochiです。

僕たちの故郷ニッポンの目まぐるしく流れる社会のニュースを「もっと多角的に知ろうよ」との思いをのせて、僕の視点でお届けします。

今回は前回の「政治キャンペーン」の話の中に出てくる「プロパガンダ」という言葉についてお話をします。じゃあ行きましょうか。






社会研究日本 131 : 政治キャンペーンに見るプロパガンダ






picture taken from viewlinerltd.blogspot.com





誘導的

「プロパガンダ (propaganda) は、特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する宣伝行為である。」「Propagandaの語源は、ラテン語の Propagare(繁殖する)に由来する。」とwikipediaでは定義されている。

簡単にいえば、人の考え方や価値観や社会的意識などを何かの方法である方向へ向けさせる、もしくはある所から背けさせる為に行われる。かなり情報操作の要素が強く、多くの場合は政治的な利害の為に行われる。

言い換えれば、素晴らしく高レベルの誘導的な「キャンペーン」。しかも「何」を「どうやって」プロパガンダしたいかによって、ターゲットとなる「人」も特定少数のグループだったり不特定多数だったりする。

特にテレビや新聞などの「マスメディア」は、一度で世界人口の多くをターゲットにできるので最重要プロパガンダ媒体になっている。

アルファベットで「Propaganda」とウェブ画像検索してみよう。素晴らしく興味深い政治的なメッセージの写真が一杯出てくるよ。



人間性

プロパガンダを行うのも、そのターゲットとなるのも僕たち人間。人ならば、自分に都合のいいことは世間に認知されたいから強調する。

逆に自分にとって都合の悪い事は黙ったり隠したりする。ご都合主義という言葉があるぐらいだから、僕ら人間にはこういった性格が備わっていると思う。

もしあなたが権力欲の強い政治家や思想家だったり、国家や宗教団体や政党や企業などの社会的権力のある組織のボスや幹部だったとしたら、あなた自身の後ろめたいところを世間にさらけ出して世論を敵に回して自分自身の株を下げるようなことはしたくない。

それよりか、自分にとって有利な状況へ持っていきたいだろうからマスメディアでも何でも使って情報操作をするはず。それが出来る立場なんだから。

つまり僕らが日頃得る情報には、想像以上に多くのプロパガンダが含まれていると思っていた方がいい。もしかしたら、あなたのその考え方や価値観・意見なども誰かに刷り込まれたものの可能性が大きい。

せっかくだから HIbikilla の No Problem というアルバムに入ってる「ありえない」という曲をもう一度聴き返してみよう。何か心当たりが見つかるかもしれない。



Upside Down

どんなに愛する人でも、どんなに素晴らしい人でも、どんなビッグマンでも、打算的でずる賢くて都合のいいヤな部分はある。だからプロパガンダしちゃうってのは、人間が持っている「毒」のようなものだと僕は思う。

「毒」と言っているが、だからと言って「悪い」とか「不必要」だとかではない。 なぜなら人はそれぞれが内面に矛盾を抱えているように、プロパガンダも使いようによっちゃ「素晴らしい」方向へ持っていけると思うから。

観点をひっくり返してみよう。「変毒為薬(へんどくいやく)」という言葉が仏教には存在する。知識と経験と心持ちによって毒でも薬になる、という意味。

例えば理想論だけど、社会全体がオーガニックでグリーンで維持可能な循環型社会の発展の為のプロパガンダを連発したらどうなるだろうか?

一部の輩は困るだろうけど、今よりも確実に社会全体の「幸福度」は格段に上がると思うし、皆それぞれ元気がアップすると思う。そして、そもそもの「幸せの物差し」が変わると思う。



要約

プロパガンダは、使い方によっちゃ社会全体の利益となるだろうしポジティブな方向へ持っていけるとも思う。

見方を逆さまにしてみると、実は信じていたことが大したことでは無かったり、今まで見えてなかったものが非常に重要な意味を持つこともある。

毎日僕らが触れるニュースや広告には、プロパガンダが大いに含まれていると思ったほうがいい。プロパガンダの無い社会は想像しがたいぐらい。

だから、自分なりにそういった視点を気にしながらニュースや広告を見ていくのは、社会の中での「ソーシャル護身術」として非常に大事と思う。