Monday, September 1, 2008

ブルックリン入門 101A: ウィリアムズバーグ





Dec. 2005 - Jul. 2007
Brooklyn, NY 11211, USA


多種多様な人々をひきつけ“文化相互=cross-culture”を続けるNY。その中で“都市文化=Urban Culture”を創り出し続けているBKLNブルックリン。「でも、実際街の様子とかどんな感じ?」

今ブルックリン中で最も活発で多様な地区ウィリアムズバーグ





ブルックリン入門101A: ウィリアムズバーグ



001. あらまし

14丁目ユニオンスクウェアから地下鉄L線5分の便利なロケーション。ブルックリンの中では北側に位置する小さな地区。NYCの発展を「マンハッタンの為の工場と倉庫」的な工業ビジネス中心に成り立ってきた。一昔前まではイタリア人が大勢住んでた地域。戦後の大まかな流れとして、40年代ヨーロッパからホロコーストを避けてアメリカに来たユダヤ人が大勢移住してきた。そしてドミニカ人・プエルトリコ人たちもコミュニィティーを作り始める。

時代は移り、70年代から始まった街の移り変わり。川の向こう岸マンハッタンから「安い・広い・便利」を求める若手アーティスト達の流入。90年に入り急激に加速した「Yuppie(ヤッピー)」や「Hipster(ヒップスター)」などの移住により変化し続けている。グローバルに見れば、地球上で何万年も続いている「人類の大移動」、ココではその面白い一部をライブで目撃・体感できる。ココは“ブルックリンで最も多様なご近所=The most diverse neighborhood in BKLN“。


002. 人々

グループA, 
ここ10・20年ほどで急成長してる、上京独身者が多めのtribe。
  • Yuppie (=Young Urban Professionals). 「若い都市のプロフェッショナルたち=ヤッピー」.かみ砕いて言ったら「プロのサラリーマンたち」。安定した高収入がある新しい人たちで、現在ウィリアムズバーグで急増中。基本的に高収入の為,地元ではあまり良い評判を聞かなかった.
  • Hipster. コノ言葉をWikipedia.orgで検索、「メインストリームを避け独自の路線を行く者」。拡大解釈で「おもろい・かっこいい新スタイルを創る者」。目立つ特徴として,裕福な家庭の出身であったり,基本的に菜食主義であったり,(車は持っている若しくは買う余裕があるのに)ピストバイクに乗ったりと,LOHAS やECOに非常に近い存在.「何でもあり・誰でもあり」な気風があり俺達アジア人やブラウン系・白人系をよく見かける。

グループB, 一世代以上前の昔に移住してきた、家族同居ローカルが多めのtribe。
  • Latino. 主にドミニカプエルトリコなどスペイン語圏のカリブ諸島から、多くが戦後入ってきた。Reggaeton好きの若者多い。黒人系、白人系、混血系とさまざま。家族とのつながりが強いと評判で、大家族でBBQしてるのよく見かける。最近は「勤勉」と評判のメキシコ人も流入中。
  • Hasidic. 戦中・戦後にかけてヨーロッパを逃れてきたユダヤ人たちの中でも「保守的」で知られる宗派の者たち。工業ビジネス系でローカルネットワーク強いように映る。男はみんな、ユダヤ人レゲエアーティストMatisyahuのような格好で、女も全身黒系スカート膝下スタイルばっかり。
  • Italian. すでに戦前に多くが入ってきてコミュニティーを形成。30年代にはItalian Williamsburgと呼ばれていたトコロもあった。現在「ウィリアムズバーグの土地の多くは彼らによって所有されてる」、と言われてる。   
  
これら以外にも、北側に面する通称“North Side”には多くのポーランド人がコミュニティー作ってるし、“East Williamsburg”と呼ばれてる少し東のエリアに行けば(=マンハッタンから遠ざかれば)黒人の住民が多くなってくる。これら全ての、それぞれに柵(しがらみ)や思惑を持つall kind of peopleが、中心からチャリで5-10以内の範囲に住み分け切れないほど混在してる。


続く



No comments: