Tuesday, November 10, 2009

世界動向入門 102: 観点再考



数の論理

いろんな「常識」をあなたに今まで教えてきた周りにいる「社会人」や「普通の人」と呼ばれる人たち.こういった人たちを日本では多く見かける.
いわゆる多数派である.しかし,目を世界に向けると,彼らは少数派じゃないかと思うし,一つ気付くことがある.

彼らは社会的に比較的強いとされる存在である.それではなぜ,この層の集団的意見は強いのか?

あなたなりに,もう一度考えてみてください.周りの気の許せる仲間と話し合いをしてみてください.


そして,その彼らの殆どが情報源としている新聞やTVニュースに代表される「マスメディア」.この今の「マスメディア」,これの目的は一体何なのだろうか? 

もしあなたが,この「マスメディア」を使うことが出来れば何を作って広告宣伝しますか?いろいろ考えれますね.”ウケる”という共感を得るために作ったものに色をつけて,ストーリー性つけて,効果音を入れて.出来上がる作品は,いろんなアプリを使って,プラグインを使って,かなりレベルが高いでしょうね.

はい,じゃあソレが「情報」や「記事」そのものだったとしたら?


パブリックコントロール

実際に日本の社会人の多くが信じて疑わないニュースや新聞の殆どの仕入れ元は,欧米の機関である.当然,どんな問題や出来事を”国際ニュース”として取り上げても「彼ら」寄りの意見になってしまう.

彼らは,日本人と比較すると,かなり自己主張の強い文化をもっている.伝えたい気持ちが強ければ,ソレをちゃんと効果的に伝えることの出来るスキルを持っている.これは,ビジネスで欧米人と渉外する人ならわかるだろう,どれだけ彼らが我々日本人と比べてスピーチが巧いか.

遠慮がちが良しとされ,間接的な表現が美しいとされている文化で育っている我々とは比べ物にならないぐらい,彼らの言い方と伝え方は巧い.学問の世界「アカデミア」でも,どれだけ論理的にスピーチできるかの「ディベート」の授業もある.それは,世界的ビジネスの場でも活きている.実際に,
世界的に有名な企業や大学など,強い影響力を持っているもの多くは欧米系である.

ここで一つ考えてみて欲しい.もし,そんな人たちが「何かの意図」を持って「情報」という名前の作品を「マスメディア」と呼ばれる宣伝広告で世界に垂れ流していたら.

その国際ニュースは,事実なのかそれとも彼らの目的の為の視聴覚的促進ツールなのか.

もう一度,あなたの周りの「常識」を説いてくる「社会人」や「普通の人」をよく見てください,よく聞いてください.そしてよく考えてください,あなたが彼らから見聞きしている”ソレ”はリアルなのか誰かがすり込んだものなのか.



・・・先ずは,「彼ら」と総称される人たちが言ってきたことを今一度考え直してみましょう. 

「私が思うに,実際にあなたたちが言って いる”ソレ”は誰かがバイアスかけてるものをまんま信じ込んでるだけではないのですか?」



そして全部受け止めよう.そこからは,自分が何できるか,何したいか.




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