Tuesday, October 13, 2009

ラテンアメリカ 中級 203: コスタリカ,リッチコースト

Courtesy of Adrian Almquist



以前の記事「Intermediate Latin America 201: Rich Coast, Costa Ricaからの続き.
はい,プーラビーダ,
Pura Vida = Pure Life = 純粋人生.んー,あったかい,ラテンアメリカ第三世界スタイル.それでは今回は,現地で過ごしたあるビーチコミュニティーでのお話です.



ラテンアメリカ 中級 203 : コスタリカ,リッチコースト



Manuel Antonio: マヌエル・アントニオ



この名前を聞いて分かった人はかなりのビーチ好き.マヌエル・アントニオは太平洋側にあり,現地では有名なこぢんまりとしたビーチタウン.

沖に小さな島があり,ゆっくりと海に沈む夕日を眺められる風情のある場所.


僕は雨季と乾季通じて合計四ヶ月ほど,そこのビーチ沿いに住んでいた Roxy という元気なメヒカーナのちっちゃな部屋に居候的滞在スタイル.ビーチライフを満喫しながら勉強していました.そこで見えてきたものが「海岸開発問題」.


当時は,欧米や東アジアからの資本流入でホテルやコンドミニアムなどが次々と建設されていた時期.でも法整備がほったらかしで,下水処理設備が無くて,トイレやキッチンからの下水はほとんど全て海へ垂れ流し.なので,あちらこちらで見かけたのが,グレイな水溜り.単純に綺麗な場所が汚く臭くなっていってたのを覚えている.


遠方から自家用車でやってくるコスタリカ人たちや僕の様な外国人ビジター/ツーリストの増加で,小さくいなたいビーチコミュニティーはどんどん小奇麗に賑やかに開発されていってた.



Facing own contradiction: 矛盾と向き合う


中でも「人」が原因で壊れていく「雰囲気」という大切な要素.

頻繁に見かけたのが,若いアメリカ白人の観光客グループ.ゆっくりしたくて滞在していた僕の目には,彼らはかなりタチの悪い連中に映った.


強いUSドルのパワーで騒ぎたい放題・ゴミちらかし放題の者が目に余るほど多かった.僕が
思うに,大体こうゆう連中は本国ではストレスを抱えながらでも要領良く一生懸命に働いて税金を納めてる"真面目なミドルクラス"の連中だ.とにかく,彼らのようなグループを見かける度に「何か違和感」感じてた..

感覚的に言うと,東京の六本木あたりで遊んでる外国人ビジネスマンなどが「お客様」の環境で働いたことある人の中には,この感覚がなんとなく分かる人がいると思う.とにかく「なんだこいつ,エラソーだな.感じ悪いな.」と心が感じるあの嫌悪感にも似た違和感.

「あー,多くの日本人観光客グループも東南アジアとかではこうゆう風に映ってんのか...」,「資本主義のリアルな姿だなー」,「でも,やっぱりそうか...」など色々と頭をよぎったけど,現実ってやっぱり「灯台下暗し」です.

...あれ,ちょっと待てよ.結局は僕自身も一緒じゃないのか?

もう一回見つめる.ツーリスト,バックパッカー,外国人留学生,僕
みたいなトロピカルなビーチでのバケーションを求める連中,お金に多少なりとも余裕がある連中が,直接的に現地の土地乱開発やゴミ問題などのトラブルの大きな要因.見えてるものや他人の行為を主観だけで批評するのは簡単でも,自分もその問題の当事者だとは気付きにくい.実際,当時は何もそういったことは見えてなかった.

直接的か間接的か,見えてるか見えてないか,感じ取れるか感じ取らないか,快く思えるか何かイヤな感じだとか,物事は簡単には言い切れないけど,間違いないものはある.たとえ地元であろうと外国であろうと,多くの人のそれぞれの「人との繋がり」があって,コレがあるから僕らは喜怒哀楽を味わえるし,そんな人々がコミュニティー作るから社会問題も存在する.

Can you feel it?, or you can't, or you just don't feel it, or you just don't wanna even see it?


僕は,ローカル男との会話を今でも覚えている.

ある快晴の昼下がり,ビーチで波打ち際を眺めながら僕は彼とヤシの木陰でチルっていた.彼の目線の先には,波打ち際ではしゃいでいるカレッジガールズっぽい若いブロンドたちのグループがいて,楽しそうにしている.よく見た光景である.そして彼らを指差して言った,

「確かに奴らは,すぐ酔っ払ってバカ騒ぎするし,ゴミもいっぱい出す.でも奴らは俺たちに,飯をおごってくれるし酒も飲ましてくれる.そしてすぐセックスだ.全部タダだよ.」

「で,俺はサーフィンを教えたり,ボートに乗せてやったり,パラソルを貸したりして,彼らを相手に金を稼いでる.そうやって生活している.俺たちの多くは,そうやって暮らしてるよ.」


Summary: 要約

僕は個人的に,人とは生きてるだけで周りの人たちと多くの「見えない関係」を持っていると思う.ソレは,こんがらがって繋がっていると思う.拡大解釈したら,「他人に迷惑をかけない」人なんて,いないのかもしれない.

ただ,現代においてソレを自分なりでいいから理解しようとか,どうせそれだったら何かドキドキワクワクする様に改善するとか,そうゆう意識が必要不可欠と思う.特に今の若い世代に代表される,グローバルジェネレーションにとっては.

そうやって,各分野で技術発展とか流行発信とかになっていって,後々それが「文化」である,となっていくんじゃないかな?と思う.

Anyway, we are the globalization, to di world!!!





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